ある主婦の徒然草

図書館大好き主婦の読書メモと日々の記録

無理しない

無理しないでいるうちに、
無理できないお人になってしまった…。

無理しない

無理しない

『無理しない練習』など、こういった無理を押してがんばる人向けの、啓発本がけっこう多い気がする。
葉 祥明さんの『無理しない』という、この本を読むに至ったのは、今のワタクシとは別人なのかと思うくらいの生真面目な過去の自分のためでした。

小さい頃から、上昇志向の強い母の影響で、いつもモチベーションを意識してたワタクシ。
子どもにとっての動機付けなんて、お菓子とか玩具買ってもらうとかでいいもの。
でも、一人っ子のワタクシは、母からとても丁寧な説明つきの動機付けをされていたので、求められるレベルが高いこともなんだか子どもながらに納得して(つもりになって)やってたんですな。

小さな子どもにはなかなか、プレッシャーでストレスが多かったように思う。
極度に少食で慢性的に頭痛があったのも、自律神経が乱れやすかったからなんじゃないかな。

たとえば、ピアノがいい例でして。
4歳から始めたピアノでは、最初に出たコンクールで金賞をとってしまった。
ワタクシなら、まぐれだね~とか、まあいいせんすしてるのねー、位でちょっとお祝いしておわりにする。
でも母と先生は、゛将来その道に…゛と考えてしまった。

なんということでしょう。
その時弾きたいように弾いたら、勝手に将来のレールが敷かれてしまった悲劇。。

それでも、本当に才能があって本人もピアノを弾かずにはいられないほどなら、そのレールはとても有りがたいんだけど。
残念ながらワタクシには才能はなく、ただまぐれで入賞しただけだった…😱😱😱

努力?もちろんしましたわよ🎹
寝る時間を削って、徹底的に練習させられましたとも。

そのうち母の厳しいコーチも、先生のプレッシャーも本当に苦痛になってきた。
先生は弾きたい曲をひかせてくれない。
将来に役立つものを、親切にも?勝手にピックアップして発表会にとあてがわれて。

とにかく、むり。本当に無理なのに。

結局、ピアノは途中からなしくずしなダラダラで中2までやったけど、本当に嫌いになってしまった。

話が変な方行っちゃったけど、
よは、゛いつもつま先立ちして背伸びしてなさい゛
と育てられると、そうしているのが普通になってしまうんです。
いつも、ちょっと無理すれば出来るものを選んでしまう。

ちょっとの無理も、積み重なればすごい負担になってくるのに、背伸びの癖がついてるから次第に無理しないことに罪悪感を覚えるようになる…。

そうやって、ちょっと背伸び癖がついたまま大人になったワタクシは自分には難しいことや、無理そうなことも、何とか頑張れば大丈夫かもと手を出すようななりました。
結果、ある程度までは頑張れる。
でも、結婚に引越しを2回立て続けにして、更に職場を異動をし、新婚生活を送りながら慣れない家事と新しい環境での仕事が負担になり、ついに過労でダウンしました。ただの腎臓の炎症だったのに、全治1ヶ月以上かかり、職場での居心地も悪くなって結局退職のみちを選んだ。

つまり、逃げたんです。

でも、逃げて正解だったのかも。
あのまま続けてたら、きっともっと大切なものを失っていたんじゃないかと今になって思うわけです。

ちなみに、あれほど上昇志向のあった母は、体調を崩した私に一冊の本をくれました。
たしかその本にあった言葉に後押しされて、退職を決めた。
だから、大切なときに然るべき道を指してくれたのもまた、母親でした。本当に感謝😌✨

この本のはじめのところに、
『無理とは ことわり(理)がない(無) すなわちそれは そうならないようになっている、ということ。』
そして、
『そうならないのに そうしようとすることが 無理するということ。』
とある。

まだやれる、みんなやってる!だから自分も無理してでも頑張らなきゃ…
なんてやっているうちに、体が悲鳴をあげてついに限界を迎える。

だから駄目だよ。とこの本は言っているのじゃなくて、とにかく自分の限界を知りなさいー、といっている。
限界をむかえれば、自分の身の丈をしることができる。もう、無理するという自虐行為から抜け出せる。

ただ誤解してはいけないのは、嫌なことはなんでも避けるということで、頑張るときは頑張る。
普段から無駄な無理をしなければ、本当の踏ん張りどころでちゃんと力が発揮できるはずだから😊☝

指南本というより、メッセージ集でしょうかね。
詩のように、無駄なものをそぎおとしたシンプルな言葉で綴られてます。

疲れたからだと心に、癒しのメッセージ🌱
必要な方はぜひ。