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ただ本を読んでいるだけなんです

図書館と活字をこよなく愛する地味主婦の読書メモ

きのう何食べた?

嗚呼、エンゲル係数気にせずに美味しい夕飯つくる人になりたい…

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

ワタクシは専業主婦してるので、料理も担当しております。
でも、最近よく思うんだけど、料理はおとこの人のほうが美味しいんじゃないかと…😜

女性、とりわけ時間や食費に縛りがあって、なおかつそれら生活費から友人達との交遊費を絞り出している主婦層の料理はどうしても時短や効率重視になっちゃって。

それでも料理が旨い女性は沢山いるよ‼

ただ、効率性とか節約とか一切省いて料理をお任せするなら、ワタクシ男性にお願いしたい(笑)
男性のほうが何となく手順とかも丁寧な気がするんだよな~👍👍✨

弁護士の筧史朗は、40代のイケメン独身男。
職場の弁護士事務所で所長の息子が、昨夜食べたカニの自慢話をするためにひきだした、
「ねえねえ、昨日の夕飯何食べた?」
という言葉に、史郎は応えるー
「小松菜とねぎとわかめと油揚げの味噌汁、長芋と明太子を二杯酢で和えてわさびと海苔を乗っけたやつと、大根と手羽先を甘辛く煮たのと、ブロッコリーのおかかあえ。それと、白い飯。つっても発芽玄米が1/3入ってるけど、以上!」

もし史朗が結婚していたら、そして専業主婦でいつも料理を担当する嫁がいたなら、ここまで正確に答えられないだろうよ😏

史朗は有能な弁護士であり、有能な主夫でもあるのだから。

彼は、退社するとまずスーパーマーケットで買い物を日課にする。
底値をキチンと把握していて、やたら乱舞する"お買い得‼"の文字に惑わされずに目的のものや、目ぼしいお得な商品を籠に納めていく。
その仕草は淀みなく、一目で"奥さんのお使いを頼まれた夫"とは一線を画しているのがわかる。

買い物を済ませて帰宅した史朗は、さっさと調理にかかるべく、キッチンへ…。
帰宅時間に炊飯釜をセット済みで、史郎の到着を迎えるように鳴る炊飯完了の音。さすが(笑)

彼は料理をしながら待つ。同居人でパートナーのケンジを…。

ん?主夫?パートナーのケンジ?

そう、史朗はゲイで恋人のケンジと同棲中なのだ。

史朗は弁護士というお堅い?仕事柄なのか、人目を必要以上に気にする質からなのか、ゲイであることは隠して生きてる。
一方、美容師のケンジはかなり早い段階で親や周囲の人にカミングアウトを済ませて自由な人生を生きているように思う。
そんな正反対な二人の、夕飯をテーマに置いた日常のお話。

かならず、夕飯の調理シーンが出てきます。
史朗の調理の仕方は、たまに自己流かあるとしても昔ながらの手の込んだ下準備もこなしていて、かつ無駄がないんですわ。

料理がメインと思いきや、史朗とケンジの周囲の人間模様もたくさん出てくる\(^o^)/

法律家ならではの、奥さんの精神状態の不安定さから離婚を強要してくる旦那に啖呵切る史朗とか、逆に奥さんからDVを受ける旦那に親身になる(ちょっと惚れちゃう?)ところとか、クールな史朗の熱血漢なとこも見どころでしょう(笑)
ちなみに、女子並みの繊細な感覚を持っているのも史朗💐

ケンジは見かけこそオネエだけど、細かいところは気にしないとか器の大きさは、男の性質だと思う💪

ゲイカップルということで、おおっぴらに結婚できない切なさがあっても、お互いを思いやりながら、愛情のこもった手料理をふたりで食べる様子は、もうすっかり長年連れ添った夫婦にしか見えない😌✨

結婚していても、お互いを大切にすることを疎かにしてしまった夫婦よりもずっと素敵なカップルだとおもう。

世の中は、同性愛への偏見以外にも本当にたくさんの偏見で塗り固められてる気がする。

女は、男はこうであるべき。子どもはこうでなきゃ。主婦はこれくらい出来なくちゃ、父親ならこうあるべき、云々…。

でも、その人の人生その人のもの。

周りに迷惑かけてないなら、常識やらレッテルやらで縛られることも縛り付けることもしなく良いんじゃないかとおもう。

常識ってなに?斯くあるべきことの根拠は?

自分の好きなように生きている人は、他人の自由にも幸せにも寛大だし。
たった一度の人生なら、出来るだけ笑って楽しく生きたいもんですな(笑)

しかし、史朗みたいなスーパ主夫いたら、ワタクシの主婦としての存在意義がゆらぎそうでちょい迷惑な気が…😱😱😱