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ただ本を読んでいるだけなんです

図書館と活字をこよなく愛する地味主婦の読書メモ

避雷針って意味逆じゃん!?

あーもー!だから人って怖いんだよな…Σ(´□`;)

避雷針の夏

避雷針の夏

わたくしの通っていた学校にも避雷針、ありました。
始めて目にした避雷針ー天にそそりたつ尖った棒ーは、なんだか異国に来たみたいでメッサ気になってましたよ。

で、避雷針のお役目を聞いたとき思いましたの。
「避雷針って、むしろ自ら雷に当たりにいく構造じゃん!」と。
( ; ゜Д゜)ムム…

「あたくしが雷を全てうけるから、あんたら安心しんしゃい( ´∀`)г」てな感じでしょうか。

゛避雷針っていうからには、その棒みたいのを雷が避けるのかと思った~
つか、むしろ積極的に受けるんだねー゛
という二人の少女の会話からこの物語は始まります。

櫛木さんの本も、今回がお初です。
とても読みやすい。前屈みで一気読みしました。
扱ってるテーマは、閉鎖的な町(村みたいな感じだけど)の村八分を始めとする、人間関係のごちゃごちゃ…老人介護と嫁姑問題など、誰もが耳にしたことがある慣れ親しんだものです。
だからありきたりなんでな~い?とか思って読み始めたら意外にガッツリ心を捕まれました✊✊✊



まさに、ヒューマン・ダークサイドの宝石箱や~v( ̄Д ̄)v



まず、主人公の梅宮があり得ないほど最低なやつ。ゴキブリを見たときみたいな嫌悪感を覚えました😫ウエッ
その内面をあそこまで深く描写できる櫛木さんに、感心しちゃう。
そして、まんまと作者の手中にはまるわたくし(笑)

町はくせ者の老人たちが支配するなか、噂のソースは今時のLINEやツイッターなどのSNS
町民達の間で流れる噂や悪口を逆手にとって操作する者と踊らされる者。
人間関係の捻れから悪化するまちの雰囲気を逆手にとって、その者は己の信念を全うすべく立ち上がる。

物語の8割方、爽やかではない人間の暗黒面が盛りだくさんです( ; ゜Д゜)
でもこうゆう人間らしい感情は程度の差こそあれ、だれしも抱えてるもんじゃないすか。
だから胸くそ悪~っと思いつつ、好奇心でページを捲ってしまうのかな。

最後まで読めば、この話の題名が避雷針であることも、誰が避雷針なのかも明らかになります😏☝💫