ある主婦の徒然草

図書館大好き主婦の読書メモと日々の記録

過去の失敗って気になりますか。。

 私の人生?はい。もちろん失敗だらけです。

私が失敗した理由は

私が失敗した理由は

 

 題名に惹かれて手に取った図書館本。

読んで字のごとく、ではなく題名のごとくでとにかく失敗のオンパレード、それはもうリオのカーニバルも凌ぐほどの勢いです。
まず、登場人物全員がもれなくイタイ人達です。

湊かなえさんと並ぶ”イヤミスの女王”といわれる作者ですが、
湊さんとは違った、シニカルなタッチがイヤミスにつきものなドロリン具合を拭ってくれているように私は感じました。おそらく視点の距離感が違うのかな。

出てくる人達が皆一様に曲者に感じてしまうのは、人間の表裏を生々しく描いているからで、思えば私たちだって他人に見せる顔と家族に見せる顔が違うように表裏使い分けているわけですよね。

読んでいて薄ら寒くなってくるのは物語の中で起こる事件ではなくて、描かれている人間像があまりにリアルで、容易に自分と重ね合わせられてしまうからかもしれません。
そう言う意味で、全体的に満遍なく怖いミステリーかも。。

そういえば、日本人ってやたらと陰口に敏感ですよね。
キリスト教では、たしか二枚舌は嫌われるっていうけど、陰で悪口をいうのは日本ならではなんでしょうか。

おっと。さりげなくネタバレするところでした。

これはネタバレしないほうが楽しめます。逆にネタバレしてしまうと一気につまらなくなってしまうでしょう。ま、ミステリーは基本ネタバレ禁止ですけどね。

ちなみに、物語の前半では名前にカタカナが多く使われていますが、中盤で話が転換するあたりからバンバン漢字の実名が出てきます。
私はそのたびに一時思考停止して、復習のためページを戻してを繰り返してましたが・・

登場人物全員が怪しく、終盤に向かうに従って
「そうか、おまえが犯人だったのかー」が何度も出てきます。
そしてその数ページ後には
「エ!?、犯人キミじゃないのん?」となり、それが何回か続きます。
文章も読みやすく、テンポもいいので文章量が多いのもそれほど気になりません。
真梨さんの仕掛けた、入れ子のような伏線を楽しめる作品だと思います。

しかし、同時に途中で疲れた~とか、飽きた~と思っても読むのを中断しにくい作品かと。
話が立て込みすぎて、前半で既に真梨ワールドに巻き込まれてしまっている読者は、
もはや最後まで読まないと、成仏出来ない-そんな一冊です(汗)

最初に言った、過去の失敗気になるかーですが、、
まぐもの人生もやっちまった物語がそこここに散りばめられています。
でも今の自分は、今までのイタイ経験が肥やしになっていると実感出来ているから、失敗した事実はあっても満足の人生です。

もちろん後悔は一杯ありますがね。。よく、

失敗あってこその成功~♪

とか言いますが、それは自分自身の話であって、

他人の失敗を踏み台にしての成功には必ず地獄が待って居る!!

と、改めて実感したまぐもでした。