ある主婦の徒然草

本と映画が好きな主婦の備忘録

暑いです!が…

子どもたちが夏休みに入りました。
今日は園児(長男)、小学生(姪)、中学生(姪)が我が家で過ごしておりました(笑)

園児、幼児(次男)、小学生は秘密基地作りに励み騒いでおり、その傍らでわたくしは中学生の姪と宿題である、連立方程式の文章題と組み合ってました(笑)

線形代数の序章で連立方程式がでてくるので、なんだ簡単じゃーん、なんて始めてみたものの…

文章題ムズッ!!

例えば、
『Aさんのお父さんは健康管理のため、60分で280kcal消費する自転車と、60分で510kcal消費するジョギングを66分間行い、400kcal消費しました。Aさんのお父さんは自転車とジョギングをそれぞれ何分間ずつ行ったのでしょうか。』

゛チーン゛あたま働かず。
そもそも、健康管理なんだからちゃんと自分で記録しておきなよ!
いや、そうじゃなくて…。

Aさんのお父さんの体型やビジュアルからの想像は要らないとして、いまいち状況がイメージしにくい。
とりあえず、あれだ。
連立方程式つくるぞ!

別にXYを使わず地道にやる方法もあるけど、ここは中2の連立方程式のコーナーなので、きちんとてじゅんを踏んでやります。

゛{x+y=66
280/60x+ 510/60y=400゛
よし。これを解こう。
しかし、ココまで来るのに結構時間かかった。
なぜなら、わたくしが60/280xと60/510yとミスリードしていたため(笑)
ごめんね、姪ちゃん。。

この式をとけば、自転車のxが42分間、ジョギングのyが24分間と出るわけです(フー)。

他にも、国語の読解力を必要とするなかなか長めの文章題が幾つかありました。
小学生のうちにやはり文章には慣れといた方がいいのかも…。

連立方程式であーでもないこーでもない、している間も、ちびたちは布団で跳びはねてでんぐり返しを繰り返したり、2歳児と小学3年生がバトルを繰り広げたり、なかなか騒がしかったけど、1つの問題を誰かと共有して解くというのはとても楽しかったです😃✨
姪ちゃんが嫌じゃなかったらまたやりたいな🎵

それから、わたくしの暑熱順化プロジェクトも着々と進んでおります(笑)
クーラーはつけないで、暑くても体を順化させる対策。お陰で暑さにはつよくなったけど、スーパーや施設の冷房で体調が狂うように😱😱
家ではなるべく着衣の枚数と面積を減らす努力をしているので、

before:Tシャツ+七分丈スラックスまたはジーンズ
after:ワンピース一枚

決してフェミニンさを追求してのワンピースじゃないです。身に纏う布の面積を減らしたいのです!

男子二人育児でのワンピース、スカートはめくれあがる、イタズラで捲られるというリスクが付きまといます。
今日の午前中も薬局でなんどパンツを暴露されかけたことか…😅

しかし!暑さには勝てない(笑)
ここが、三十路半ばにして身に付いた図太さかもしれませぬ。

実際、パンツのときより汗がひくのがはやい。
スカートから風が出入りできるので体温を下げるのが早いのかな。体感温度を下げるのに貢献しているのがわかります。

あと、所作も少しは女らしくなるのかな(笑)

今後も、このプロジェクトの遂行に期待したい😜

クーラーのタイマー機能の存在意義がわからない

クーラー使ってる?

うちは次男がクーラーと相性最悪で、鼻は垂らすわ咳はでるわと大変なんで、クーラーはつけなくなりました。
わたくし自身は両親が暑がりだったので、小さいときからずーとクーラー生活でした。
それが原因なのかはわからないけど、やたら汗っかきで、自律神経の乱れやすい子だったんです。

今現在、次男の体調に合わせて、うちではクーラーはつけず、扇風機も風が止んだときだけつける様にしたら、なんとまあ人間ってなれるんですね(笑)

ただし、じわっとした汗はずーとかいてます(^^;)

女子力の高い人なんて耐えられないかも知れないけど、このじとーっとした汗こそ、体内の温度を下げてくれる大事な汗さんなんですな。
だらだらしたたり落ちるヤツは、あんまり効率よく温度を下げてはくれないらしい。

体を冷やすなら体内から

夏でも、余り冷たい物は飲まない様に・・とか言われるけど、クーラーなしの中では飲食から体を冷やす事を考えたい。
なので、自家消費用の畑で鈴なりになるトマトや、キュウリ、ナスたちが、今の私たちの夏ばてをフォローしてくれる大事なメンバーです。
さらに最近はボチボチだけど、トウモロコシやスイカなども食べられる様になり、わたくしにとって、義両親の畑は健康の宝庫です。ありがたや~~。

 

クーラー論争勃発

そして、クーラーにおいては、夫とちょっともめるところ。
夫はタイマー機能を使って夜つけたいといいます。
でも、わたくしは、途中で切ってしまうならつけないのと一緒じゃん!!と反論。
ちょっと険悪に(笑)

理由はこう。
クーラーをつける→窓は全閉め状態→タイマーが2,3時間で切れる→密室状態で起床までの数時間に住居の帯熱で室温上昇、でも窓は閉まってるから風ははいってこない→睡眠が浅くなる→寝不足
以上。

結局はタイマーの使い時がわからない

タイマー機能使っている人は多いらしいですね。7,8割の人は使ってるとか。
で、タイマー切れて暑くなったらまたつけるって、どんだけ手間かかるのか!!
タイマー切れたら、自動で窓が開く、とかならわかる。
でも、窓締めっぱなしだよ!?それこそ熱中症でしょ。

調べて見ると、このタイマー機能の使用は賛否両論ありますね。
エアコン製造会社はもちろんタイマー機能を推しますし、中にはタイマー機能使うなら高い温度で付けっぱなしを推奨するし・・・。

極端な性格のわたくしは、つけるならつける、つけないならずーとつけない!にしたい。グレーゾーンがないのです(笑)
グレーゾーンばかりの夫(長男だけど中間子)とは、とにかくこうゆう意見の違いが多いんです。

向こうは結構ストレス溜まってると思うけど・・・

 

詰まるところ、アイスノンが神

クーラーを使わない代わりに、アイスノンやケーキについてくる保冷剤をよく使う様になりました。寝るときはアイスノン枕で↓

 

 ちゃんと夫の分も買いました。これ、洗えるメッシュ地のカバー付きだから、いちいちタオルで包む手間が省けるんです(笑)

アイスノン枕して、暑いけどしばらくじっと横になっているとだんだん暑さに体が慣れていくのがわかる。発汗して室温に体が合わせようとしてるのと、アイスノンで首を冷やしているから、効率よく全身に冷えた血液が回るからと考えられる。

そんなこんなして、とりあえずエアコン使わない生活をつづけてみようかと思います。

満足な映画3作

映画観ました。満足満足~♪

オリラジのパーフェクトヒューマンじゃないすよ(笑)
イヴ・サンローランの映画で主役やった、美男の彼がまたしても主役。
わたくしの美男の基準はパーツじゃなくて全体のバランスなんで、正直イケメンだとしても好みじゃ…、
それはどうでもよくて。

作家志望のフリーター、マチューはなんども自作を編集社に送るがボツ!ボツ!の連続。
ある日仕事先で孤独死した老人の過去の戦争の日誌を見つけ、それをもとに作品を仕上げたらなんとベストセラーに!!
ところがもともと文章力はあっても、構成力がいまいちだったから、次作がなかなか進まない。
その上、有名になってからゲットした高嶺の花な彼女には、彼を胡散臭く感じている男友達がいた。
マチューは、しだいに追い詰められていく…。

イケメンなんだろうけど、頼りないし、見るからに心身ともに弱そうな彼。いちいちビビりまくりな彼には、残念ながら完全犯罪は縁がなさそうに思います。初めから後半までとにかくマチューがおバカをやらかさないか観る側がヒヤヒヤ。そうゆう意味でスリラーね(笑)
でもラストで゛パーフェクト゛のいみがわかります。

お次はナチス絡み。
第二次世界対戦はドイツにとっていろんな意味で傷になってます。
被害に遭ったユダヤ人を始め、同性愛者、反ナチ主義者など。
戦後になってはじめて、自分たちのしてきたことを目の当たりにしたドイツ人にとっても、そのあまりにも残虐性の強さに戸惑っていたよう。
アイヒマンといえば、わたくしは実験を連想します。
人間の残虐性を証明するための実験。
被験者は何段階もの電圧装置のボタンを前に、後方からの指示に従って徐々に電圧を上げてボタンをただ押せば良いという物。
ただし、自分の押すボタンの先には自身と同じ血の通った人間がいますよと。
その通電される人間の叫び声も当然聞こえてます。さて、もしあなたがボタンを押す係だったとして、途中で止めることができるでしょうか・・・。
という意地の悪い実験です。みな、善良で常識的な人間なのに実際は全員が躊躇いながらも、言われたとおりに最大の電圧のボタンを押したという。
この立場(後方で支持をする人物→ヒットラー、被験者→アイヒマン・・ナチの司令官)という縮図でアイヒマンの実験というらしい。

この映画はその実験についてでは無く、戦後南米に逃れたとされるアイヒマンを裁判に引きずり出し、しかるべき責任(戦中にユダヤ人虐殺に携わったという)を取らせるというもの。
検事フリッツバウワーは戦後西ドイツの主要都市フランクフルトで検事長として、過去の過ちを追及すべく奮闘していた。
彼の目下の課題は、戦中のドイツ人のいたしたことをこの先もドイツ人自身が目を背けずに直視する事。
反省なんて生半可なものじゃあありゃせん。

私が留学していたベルリンには、実際にベルリンの壁の跡が道路に埋め込まれた形で、文字通り刻み込まれてました。
道路の、もしくは歩道の真ん中で、観光者はかつての西ドイツと東ドイツをまたいで記念撮影できるんです。
そのときは跨ぎつつ、感動したり、ピースなんかして写真を撮ったりするんだけど、映画「トンネル」なんか観たあとでは自分のすぐ後ろにあるブランデンブルク門(ベルリンの中央部にある凱旋門)付近で壁越えをしようとして失敗し、容赦なく撃ち殺された人がいたわけで、とてもルンルンで記念撮影する気になれません。しかもそこで今、移動のアイスクリームやさんなんかあるから、その温度差に思わず視界が歪みそうになったりして。

いま現代に至るまで、人類は数え切れないほどの戦いで数え切れないほどの命を奪い合って来たわけだ。
ドイツの犯した事は、けっして他人事出なく、そこにいたのが日本人だったら、似た様な国民性から同じ過ちを犯していたと私は思ってしまう。
アイヒマンという存在は、決して特別なカリスマ性があるわけでもなく、特殊な能力があるわけでもない、普通の人間だった。
その彼が犯した大罪は、彼だからではなく、彼の様な「ごく普通のありふれた人間だから」起こりえたものだとしたら・・。
これこそ真のホラーのように感じてしまう。

フリッツバウワーの鋼の様な精神は、実は不安と恐怖を秘めた実に人間らしいものであることが良く伝わってきた。
ドイツ人一人一人の感性までは、のぞき観ることはできないけど、ベルリン中の道路のいたる場所で埋め込まれたユダヤ人の名前のブロックなどを観ていると、少なくともバウワーの「ドイツ人自身のしたことに目をそらさない」は浸透しているように思う。いや願いたい。

最後もナチス関連。

戦後のアメリカ。
とある老人ホームに最愛の妻を亡くした90歳のゼヴという老人がいた。
彼は認知症を患っており、妻を亡くしてからその症状の悪化も加速し始めていた。
彼にはホームにマックスという友人がおり、カラダの自由が効かないマックスからゼヴはある使命を受けていた。
それは、
「自分たちがアウシュビッツにいる間、家族を殺したドイツ人”オットーバールッシュ”が”ルディーコランダー”として生きながらえている。そいつを見つけて殺して家族の敵を取る」
という物だった。
同姓同名が4人いるなか、マックスはセヴに頼んで一人一人確認していく。
人違いでなかなか収穫が得られないが、ついに4人目の”ルディー”に会いに行く。
彼の口から、過去の懺悔を引きだそうとしたとき、思わぬ事実を知ることとなる。

すごく良くできたストーリーだと思った。
観ていて、最初から全く気がそれること無く夢中になってしまった。

復讐劇だから、緊迫したものかと思いきや、寝ると記憶がリセットされちゃうおじいさまの容量の悪さは、もう観ていていたたまれないから思わず復讐すら「お手伝いしましょうか?」って言いたくなっちゃう(笑)
セヴは、基本的に忘れていることが多いから、マックスの手紙に従って動いて居る感じ。
だから、相手を威嚇するときも、鞄からプルプルする手でゆっくりと拳銃を取り出すところは、なんだか仁丹でも取り出す様なのどかな絵で思わず笑ってしまった。
しかし話は中盤から徐々にシリアス度合いが高まって、最後の方は観ていて圧倒された。

戦争にしろ、人間ってなんて罪深い生き物なんだろう・・・。
がらにもなく、そんな事を思ってしまった。

人が生きるって?死ぬって?人が人を痛めつける理由はなに?
保身なの?家族や大切な人を守るため?
私たちはいったい何者で、なんのためにこうして生きているのでしょうね・・・。

いろいろな事を考えさせながら、人が生きたり死んでしまったり、因果なことについて頭と心で考えながら推理できるミステリーってすごいって思った。
人間の生き様その物が、そもそも深いミステリーだったりしますし?

ザリガニをさがして

ザリガニを見つけるのが最近難しくなった…気がする。
子どもの頃は側溝を覗けば赤黒色のザリガニが何匹かいた気がするんだけど。

夫もそんなこと言って、家族でザリガニを求めに自然豊かな集落に行ってきた。

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なんか期待できそう。

最初の側溝で、ドジョウ発見。
虫かごに水をいれて、しばし観察。
ふと視界の端に奇妙な生き物が蠢いている。

ン!!なんじゃこりゃ~!
前方が蜘蛛で、後方が雀蜂な生きもの。
ってそんなんいるかー‼
はじめは蜘蛛が雀蜂を持っているのかと思ったら、雀蜂の方が蜘蛛を捕食して持ち歩いていた。
飛んでる雀蜂をよく見るから、歩いてる姿に違和感があったよ。てか、歩くの速いし案外上手いのね。
「あんよが上手~」なんて、ほっこりな光景じゃ全然なくて、かなりキモい(|||´Д`)
蜘蛛がギュット縮められて運ばれてるから、雀蜂の体の前方からたくさんの長い触角が出ているようで…。ゾゾ~💦
ぼやけてるけどこれが、その蜘蛛&雀蜂↓
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その後もザリガニ探しに田んぼの畦を歩く歩く。
おたまじゃくしから蛙になったばかりの小さな雨蛙が、私たちの足元から左右に散って跳ねていく。

沢蟹発見。ちょっと弱ってる?
キャッチ&リリース。
わたくしがうっかり空の虫かごも側溝にリリース。

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居ないねぇ~
次男、空腹で不機嫌に。
夫が隠し持っていた秘技、チュッパチャップスで対応する。

長男「ぼくのは~!?」
わたくし「アンタさっきハンバーグ食べたじゃん」
長男「あ~、そっかあ(笑)」
わたくし(それで納得したんかい…😅)

道を挟んだむこう側にもいってみる。
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居ないよっ…。
もう、ザリガニに会えるきがしない。

諦めて帰ることにした。

午前中に行ったという公園に長男が帽子を忘れたというので、もう一度そこまで戻って回収せねば。

カット野菜の闇を知る

そのままサラダとしてたべられてお手軽なカット野菜。
でもその加工過程しってる??

 

ブラックボックス

ブラックボックス

 

 ブラックボックスって見て、とっさにデジタル的なものかと思った。
じゃなくて、食の安全をテーマにした作品だった・・・。

ネタバレしま~す、ご注意くださ~い。

かつての華々しい境遇を、会社のスキャンダルで失った栄美。
逃げる様に田舎へ都落ちし、今はニュートリノという深夜のサラダ工場でラインの仕事に就く。
同僚はフィリピンなどの外国人労働者。一応研修生という名目だけど、やって居ることは外国人の強制労働だ。
粗悪な環境に、少ない報酬。セクハラ、パワハラは当たり前田のクラッカー。
栄美の先輩にあたる堀田という中年女性はとにかく怒鳴るわ手を挙げるわで評判が悪い。しかし、彼女はただ一人の日本人従業員の栄美に、常々言っていた。
「ここの野菜なんか食べてたら、あんた死ぬよ」と。
確かにラインのなかに、野菜を薬剤につける工程がある。
黄色い液体は次亜塩素酸ソーダ。食品の殺菌目的だが、わかりやすく言えば、プールの消毒液だ。その後別の槽にて流水で洗われる。
しかし、堀田は見てしまった。黄色い水の次工程の洗浄の水が止まっているのを・・・。

栄美は例え塩素につかったやさいでも、洗ってあればいいじゃないと思っている。
しかし、娘や孫のいる堀田は、栄美とは違って目の前の食の加工過程に神経をとがらす。会社ももちろん、ことあるごとに薬品の使い方や、安全性に口を出してくる堀田が目障りのよう。
ある日、堀田は週刊誌へ自社工場での次亜塩素酸ソーダの洗浄が行われていなかった事実をリークして解雇される。さらに、このサラダ工場の大本の会社がこの土地に大きく貢献している実態があったため、この土地に住み続けることすら難しくなり別の土地へ引っ越してしまう。
見て見ぬ振りのできない、責任感のある通報者を待ち受ける過酷な境遇。
堀田の解雇後チーフとなった栄美は、この工場の物を食べつづけた外国人スタッフの謎の死、慢性的な体調不良、奇形児の出産、を目の当たりにし、自身も体調不良に見舞われる。

 

栄美の同級生、三浦剛は親から遺された土地を大手企業に事実上買収される。
名目は、「JAに支配されない、食える農業」。

何ともうさんくさい。

しかし、親の世代でJAに縛られ、努力ともうけの結びつかない不毛な農業を目の当たりにしてきた剛は、大学でテクノロジーを屈指した、人も作物も生きる農業を夢見ていた。
後藤ファームの今森社長の夢のような事業を持ちかけられ、やってみるか、くらいの気持ちでてをつけてしまったのが運の尽き。
剛の他にも代々受け継いだ農地を後藤ファームに買収された友人達がいた。彼らは「ブライトx」として、ようはパイロットファームの役割を押しつけられていた。

剛の農場で栽培されいるレタスは、ニュートリノへと卸している。

今森の掲げる夢物語は、無農薬で遺伝子組み換えのない、安心安全な野菜達。
消費者にとっては食の安全が確保され、一方の生産者にも利点があった。
それは天候などによる収穫量の安定。
なぜなら、今森の提案する野菜の生産は、路地ではなく太陽光の代わりに大量のLED照射で行うことだったからだ。栄養の管理は溶液で行い、湿度や照射力もすべてコンピューター制御。剛は次第にその異様な生産過程に嫌悪感と猜疑心を抱く様になる。

同じ都落ちした栄美の同級生聖子は、高卒の学歴に不満を持っていた。
医者の夫との破局の原因でもある学歴コンプレックスを、学校栄養士という仕事に意欲的に励むことで発散していた。聖子はいくつかの小学校の栄養士を掛け持ちしていたが、ふと気づくと、アレルギー持ちの子どもの多さに気がついた。
学校給食にはニュートリノで作られるカップの生サラダがあった。

ニュートリノを介して起こる、食中毒や謎のガン、突然のアレルギー発症。
三人は自然と疑惑の解明をするため、関わり合っていく。

堀田の騒ぎは決して大げさなことでは無かった。
さんざん警告されたのに、大げさに騒いでいるだけと相手にしなかった栄美は、気づけば大きな疑惑の渦に巻き込まれていた・・・。

ニュートリノで一体何が起こっているのか。剛の作るレタスに問題があるのか・・・。

とても読み応えのある、そして内容の濃い、良書です。
いろんな人に読んでもらいたい。

私たちは電化製品とかわりと高価な物の、耐久年数とか機能にはこだわるのに、自分の体に入る食べ物には割と無頓着だよね。

例えば特定保健用食品にコーラが入ってって、わたくしびっくりしました。
意味不明です。特定保健用食品とは健康に役立つ効果が科学的に証明された食品の事。

コーラのどのあたりが健康に役立つのかな。
幼稚園生ですらコーラという飲み物がなんとなしに不健康であると認識しているよ?

この作中でもなんども出てくるけど、
表示に嘘が無ければ安全とか、厚生労働省が認可しているから安心・・・ってのは余りに無防備ではないかな?

添加物は危険だから止めた方がいい、という本が出回ればそれをフォローする様に、食中毒にかかる方がよっぽど危険だという反論本が出てくる。
わたくしもイチ主婦として、とりあえず両方の本を読みましたよ。

結局情報に混乱しただけだったけど・・・。

そして、コンビニ弁当の危険性も同書でよみました。
豚の飼料としてコンビニ弁当(残飯だろうね)を使ったところ、その豚から奇形が生まれたとか。本作にも外国人労働者がセクハラを本気の愛と勘違いして妊娠し、奇形児を出産するシーンが出てきましたよ。

それで、コンビニのものは口にしないほうがいい。
と言ってしまえばそれまでで、わたくしはまたちょっと違った事を考えました。

自給自足しているわけでないなら、100%の食の安全など叶わないということ。
自分で食べ物を作り出せないなら、他人に頼るほかないし。
その他人が、どんな人間なのかわたくしたちは知りもせずに信頼し、口にしている。

その事実こそが恐怖なんです。

べつに人を見たらすべてを疑えって分けじゃ無くて。
ただ、みんな自分の家族や人生のために事業をしているんですよね。
作っているものが、紙製品なのか、衣類なのか、電化製品なのか、食品なのかのちがいで。
だから、生産して提供する前に利益の事をまず第一に考える。
だれもあなたの健康を優先しないんです。
あなたの健康を考えられるのは、本人である自分しかいないんですよね。

もし、わたくしが独り者だったらここまで真剣には考えなかったと思う。
でも、この先長い未来のある息子達の事を思うと、儲けをメインに作り出された食べ物をとらせるのは極力避けたいと思います。

こういうと、「ああ、オーガニック系とか?意識高いのね。」なんて皮肉を言われるンだけど。
意識が高いんじゃなくて、普通に売ってる物をその表示だけ鵜呑みにして買って食べてたら、後々体内で溜まった毒素がオイタする可能性を考えてるの。

添加物で命を落とす確証はない。普通にわたくしの作った芸の無い弁当で夫があたる可能性だってある。でも、明らかに自然には存在しない成分が入った食べ物は怪しいでしょう。
そもそも、弁当にサンドイッチを持たせたことがあるならわかると思うけど、切ったレタスの断面が何時間も変色しないのは、おかしな事ですよ。
パンやケーキを作る人なら当然わかると思うけど、ただでさえ長い賞味期限が切れてもなお腐らない菓子パンも不気味でしょう?

そうゆう、1つ1つの違和感を、「みんな買ってるし、体壊した人いないし大丈夫」と都合良く解釈したくないと思った。

自分と同じような感性で商品を作っているとは限りません。
某有名パン会社の一族は自社製品を口にしないそうです。
農家さんのなかには商売用の畑のと自家消費ようの畑を分けて、見た目は悪くとも安全な作物を作っているとか。

食べ物から遠ざかりますが、紙おむつの研究者で自分の子を布おむつで育てる人もいるとか・・・。
作って居る人の特権-
それは商売品の製造で得た知識を多いに活用して自衛すること。

消費者は無知です。
製造者の方が、知識や立場も圧倒的に上。消費者の知り得ないデメリットを理解した上で利益のために聞こえの良い、使い勝手のよい製品(食品)を売る。

だったら買い手であるわたくしたちは、もっと目をこらして売り物を吟味し真実を見極める力をつけなくては太刀打ちできない、そうゆうことでしょう。

添加物1つで命を落とすわけじゃない。
怖いのはその添加物が一人一人違った体内システムをもつ人間の体内で、思いもよらぬ化学反応を起こして知らず知らずのうちに体内に毒素として蓄積してしまうこと。

なにか事態が起こる頃には、何が原因なのかさっぱり見当もつかないほど毎日口にする食べ物に添加物がある。
さらに添加物ならまだ表示義務があるのでかわいいもので、恐ろしいのは天然成分からできている質の悪い化合物。それ単体ではたいした害には成らないが、一旦環境が変わると別の成分(例えば胃液とか)と混ざると毒性のつよいものへと変貌するものだ。
それが何に入っていて、どう作用するのか、食べた消費者はもちろんのこと、製造者ですらわからない。

そう、つまりブラックボックス

我が家はわたくしが買い出しをサボるため、お菓子の用意ができずおやつがチャーハンであることもしばしば。
男の子だからか、個包装された上品な菓子では腹が膨らまぬ!というのでお米に助けてもらうんですが。

いちいち神経質になってすべてをオーガニックに変えたり、玄米食にする必要は無いと思います。だってそのオーガニックだって誰が作ってるか、本当に安全なのか確証ないし。つまり添加物の疑惑と次元が同じだから。
そんなことより、余りに不自然な食品をなんとなく変だな~という直感で避けるくらいでちょうど良いんじゃ無いかと思います。

今の時代、みんな忙しい。
だから簡単に用意できる食材に、みんなホロッといっちゃうんでしょうね。
失恋後の優しい言葉にと同じくらい、都合の良すぎる宣伝文句には警戒しましょう。

 

ちなみに、ご飯に関して、充実した食卓を良しとする風潮が世間にはありますね。
うちはめちゃくちゃ質素です。
華やかな料理は、わたくし作れませんで。

こんな本がありますんで載せときます。
品数のプレッシャーを感じている人は是非ご参考に。

 

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

 

 

 

ストレスと敵の巣窟!医師は過酷・・

お医者様に憧れたことある?
わたくしはありやす。
高2のときに(爆)

自分の事と、現実をわきまえない子だったので、
数学が苦手なのに理系コースを取ったりしてだいぶ痛い人間でした。

担任にも、はっきり無理じゃない?って言われたのに、
しばらくはできない数学をがんばり続け、しかしやっぱり点が取れなくて結局高3では文系に戻りました(笑)

看護師ではだめだったのか・・・。

今日読み終わった本はそんなお医者様たちが主役の作品。

 

嗤う名医

嗤う名医

 

 久坂部さん作品は、「無痛」以来の2作目。
「無痛」では題名とは裏腹に痛点についての記述が細かくて、かえって痛ーい感覚を起こさせる作品でした。
読み終わった後、胃のあたりにずーんと重い感覚が残っていた記憶があります。

今回は痛みではなく、医療にスポットをあてたミステリー。

同じ医師で作家の海堂尊さんとは微妙に違って、心理ミステリー色が強かったです。

最初の章の寝たきり老人の殺意についても、当事者の視点で描かれる事でそれ自体がちょっとしたトリックになっていて・・。

ものすごーく不運な女の人が出てくる章では、その過程は本当に可哀想になる。
わたくしは特別不運な女とか、自分では思わないけど、さすがに残念なことが重なるとその不運さを嘆きたくなります。
でも、望みは捨てちゃ駄目(笑)
ちゃんと彼女は自分の不運をあざ笑う悪者たちにリベンジをしかけますから!

何でもストレスを抱えこんでしまう循環器科医のアブノーマルっぷりもなかなか。
そもそも医者になる人は、凡人とは脳の作りが違いますよね。
それをしても、精神が機能不全を起こすほどの激務・・・。

患者のために身を粉にして働くお医者様、
医師だって人間だぞーって叫びたいよね(笑)

めちゃめちゃ真面目で、自他に厳しいストイックな医師がその真面目さ故に過去のカルテから自分のミスを発見してしまう話は、医者でなくても社会人ならだれしも身に覚えがある内容に思いました。
世の中を、清く正しく誠実に正直に生きていくことは、本当にほんとーーに難しいこと。
我々が他人に優しい、甘いとするならそれは相手に嫌われない様にするため。
または、自分に何か後ろめたい事があるから・・・?(笑)

確かにわたくしも、入庁2年目にして後輩ができたときは、めっちゃ優しくしましたよ。なぜって??

それはわたくしの仕事と人間性の至らなさをカモフラージュするため!
周りに親切にして、人あたりの良い人間を装っていれば仕事のミスも大概は人徳で甘めな減点で済みますから。
わたくしは仕事ができない事務員で、自分より年下の、でも仕事では先輩は、愛想振りまかない人でしたが仕事はめっちゃできてました。彼女は愛想振りまく必要が無いくらい、仕事を完璧にこなしてたんですね。

わたくしの、この敏い愛嬌作戦は、最初の職場では功を奏したのですが、異動先の職場では嫌われて逆にやっつけられてしまいました。相手を欺いたり、ずるをすると、そうやっていつか返り討ちに遭うんですね。
この本を読んでいて、自分の過去にしみじみしちゃいました。

あ、その自他に厳しいストイックな先生、その後はどうなったかと??
気になる方はよんでみてくだせい。

最後の「嘘はキライ」の章は、「無痛」でも出てきた超能力とも言える力をもった先生の話。
話している人を見れば、その人が嘘を言っているのかわかる能力を持っているという。
人って生きていれば何かしら嘘つきますよね。
てか、嘘つかないで生活してたら衝突ばっかりで、そもそも生きていくのだって難しくなる。

それをわかっているから、我々は自然と真実とは違う内容の事をいうようにできてるンでしょう。
まるで呼吸をするかのように、嘘を吐く。

ま、嘘にも大小ありますし。
人間関係をスムーズにするための、潤滑油の様な嘘から、犯罪になる様な重大な嘘までいろいろですけど、確かに嘘はつかないに越したことないです。
相手の気持ちを良くするための社交辞令も、人によっては白々しいとうんざりされるかもしれないし。

下手な嘘を言うくらいなら、真実を巧く相手に伝えられる技術を磨きたい・・かな。

嘘をついている人からサインが読み取れる医師が言っていた、

「一度嘘をつくと、それを守るためにまた嘘をつかなくてはならなくなる。」

わかる気がする。
一度調子に乗ってついた嘘のつじつまを合わせるために、また違った場面で真実と違うことを口にしてしまう。行動してしまう・・・なんと非合理的なのか!
だから物事をシンプルにしたいなら、嘘は極力つかないこと。

うーん。勉強になりやす!!

燃え尽きてマンガを読みふける

 30過ぎてからの本気は、なかなかエネルギー消耗します。
英検を終えてから、まるで燃えかすの様に英語には見向きもせずにマンガばかり読んで現実逃避しておりました。
 ブログを更新するエネルギーも無かったので、一旦ネットからはぐれておりました(汗)

19日が結果発表で、結果は自己採点でもわかっていたけど不合格。
しかも、勉強を放棄した前回の方が点数が良いという・・・ゲンジツッテ、ザンコクゥゥゥゥゥ!!

どはまりしているマンガ片手に、しばし夫に愚痴をはき・・・。
聞き上手な夫に話を聞いてもらっているうちに、冷静になり、一度決めた目標には何度でもチェレンジしようと心に決めました。

そう、愚痴る時間あるなら単語覚えろよって。

そんなかんじで、マンガと映画を観ました(オイ!)

1つ目は「ハレ婚」。
作者はNONさんで、ヤンマガ連載中のやつです。

 

ハレ婚。(1) (ヤングマガジンコミックス)

ハレ婚。(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 ハレ婚とはハーレム婚の略でつまりは一夫多妻制結婚の事。
東北のとある街で少子高齢化、過疎化対策として取り入れられた日本初の制度とか。
あくまでフィクションですよ。フェミニストが激怒しそうなテーマ(笑)
話の進み具合とか、テンポが絶妙で笑いどころが満載かと思うと、人間関係のデリケートな部分にもちゃんと配慮されてたり。シリアスになったかと思ったら、また突っ込みが入ったり・・。と読み手を飽きさせないストーリー展開ですっかりファンになってまいました。青年コミックだから基本エロいです。でもそこが好き(笑)

お次は、渡邊ダイスケ氏による「善悪の屑」&続編の「外道の歌」。

 

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

外道の歌(1) (ヤングキングコミックス)

 

 なぜかアマゾンの検索で「善悪の屑」がヒットせず、続編を貼り付けました。

カバーでわかると思うけど、読んでいて心が洗われるとかはないです。
むしろ胸くそ・・・なのばっかり。
作中の事件はすべて実際にあった物をリメイクしているので、より胸糞度合いが高め。
気になる事件は調べるタイプなので、実際の凄惨な事件を一応は記事で読んで知っていますが、こうして絵になると臨場感がプラスされて救いが無くなるから哀しい。
ただ、作者はバイオレンスな復讐だけを描きたいんじゃなくて、事件そのものの非情さ凄惨さ救われなさのありのままを、できれば形にしたかったんじゃないかと思った。
追い詰められた人間はどこまでも残酷になり得るし、弱者の置かれる環境がどれほど過酷なものか、とか。
そして、1番残酷なのは、凄惨な事件を横目でながめながら「あら、可哀想ねぇ・・」なんて言葉を吐きつつ飯を食える一般人なのではなかろうかと・・・。
テレビで事件を聞いてゾッとする次元の自分自身に恐怖を感じたり。
自身も癒えない傷を抱え、復讐屋を続けるカモの一言一言が、ボディーブローの様に効いてくる。

最後は今日読み終えた「カラダ探し」。
ジャンプらしく、グロホラーなのに読後不思議と勇気がわいてくる!!
ジャンプはなにか友情とか勇気とか、掲載するのに規定があるんだろうか。

 

 

カラダ探し 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

カラダ探し 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 放課後に現れる「赤い人」に狙われ殺されると、カラダを8つに分けられて校内のどこかに隠される。殺された人物は自ら6人を選んで自身のバラバラになったカラダを探してもらう様お願いする。そして頼まれた者は、それを拒否する事はできない・・・。
「赤い人」は何者なのか、なぜこのようなゲーム進行で人の命が扱われなければならないのか。これは呪いなのか?ならばそれを解く方法はないのか!?

ものすっごく面白いです。
巻が進むごとにその先がものすごく気になる気になる~~
物語の構成も登場人物の配置もバランス良くて、引き込まれまくり。
要所要所に待ち構えるどんでん返しが、読み込むうちに快感になっていくのがキケン

(笑)14巻が出る8月までが遠くかんじる・・・(涙)

 

あと、映画を一本。 

パーフェクト・ルーム [DVD]

パーフェクト・ルーム [DVD]

 

一言でこの映画を表すなら、

 

オトコってホント馬鹿ね~(笑)

ですかね。

ただ、ミステリーとしてはものすごく面白い!!
伏線が入り乱れ、しかもきちんと回収されるという安定感。
ヨーロッパのとある国のアレみたいな、伏線の乱舞で期待マックスにしておいて、回収しないという放置プレイはありゃしません。
元は2008年にベルギーで公開された「ロフト」という作品のハリウッドリメイク版だそうで。
原作を観ていないので比較出来ないけど、きっと原作はヨーロッパ独特の人間ドラマがドロリンチョして味わい深いのかもしれません。今度観てみよ。
ハリウッド版はおそらくテンポが良くなっているのかな・・。ワタクシのハリウッドのイメージは、「わかりやすい」「テンポが良い」「見栄えが大事」。
ネタバレすると駄目なヤツだから、観た後の感想ね。

建築士ヴィンセントはイケメンな好色一代男。幼なじみで生真面目くんなルークと精神科医のクリス、友人のポッチャリ男マーティン、クリスの弟でヤク中のフィリップの男五人で自身の建築した高層マンションの一室を、女の子とチョメチョメする部屋を共同購入しようと持ちかける。クリスとルークは真面目なので、はじめは断るけどクリスはとあるパーチーで一目惚れした女性となさぬ仲になるため部屋の購入に踏み切る。
ある朝、部屋で一人の女性が死んで居たから大変!!
犯人は5人の中にいる!?さぁ、誰だ!?

ルーク役の男優さんの顔に覚えがあるのに、誰だか思い出せぬ・・・
もやもやしたまま観てたのに、自然と推理せずにはいられないストーリーの運び!
面白かった~~。
結局ルーク役はプリズンブレイクで文字通りブレイクした、ウィントワース・ミラーでした。お披露目から12年経ってるのか・・観てないからわからないけど、一度観ただけで忘れないあの切れ長の綺麗な目は、眼鏡を掛けていても隠せませんでしたね(笑)
冴えないサラリーマン役だったけど、顔面偏差値は高かった。。
てか、バイオハザードⅣのクリス役だった!?この映画にもクリスがいるからややこしーって!!

今夜はミステリーで外したくないな~って時は是非どうぞ。